「情報を混乱させるだけの記事」「小学生の夏休みの宿題発表程度の幼稚さ」とのご批判をいただいた.
情報の混乱をもたらすことは本意ではない.当標本室を当分閉鎖する.
Temporarily closed.
2019-02-23 追記
下記のように「小学生の夏休みの宿題発表程度の幼稚さ」と評された以上,「般若」を名乗ることは不適当である.同じく仏教用語の「無明」("avidyā") から,「無明堂」と改める.なお,体調不良のため,修正・再開にはしばらくかかりそうである.
2018年6月28日追記/6月29日補/7月2日補
2017年7月18日,PC およびバックアップの HDD がともにクラッシュした.上記のご批判の記事も保存しておいたのだが,すべて消失してしまった(予備のPC,ウェブ上のファイル,クラウド上のファイルから復元を試みたが,そこには保存されていなかった).再度ダウンロードしておこうと思ったのだが,元の記事が削除されているらしく,復元することができなかった.
ここに,閉鎖に至る経緯を記しておく.
2004年12月1日,信頼する知人から提供された標本により Diplazium cavalerii Christ (= D. isobasis Christ — D. mettenianum auct. non (Miq.) C.Chr.) ミヤマノコギリシダの東京都本土産を報じた.当該記事では標本ラベル以上のデータを示さなかったが,採集者からの私信に記された詳細な生育状況よりそれを自然分布であると判断した.
それに対し,2015年11月上旬,どなたかのブログのコメント欄であったかあるいは掲示板であったか,シダ植物がご専門の研究者である光田重幸氏から,ラベルに記された採集地から逸出と判断するのが当然であり,自然分布であるかのように記すのは「情報を混乱させるだけの記事」「小学生の夏休みの宿題発表程度の幼稚さ」とのご批判があった.私自身がデータを十分に示さなかったことに対するご批判はありがたく頂戴する.しかし,標本を提供してくださった方に対しても,光田氏により「環境アセスメント業者を信頼してはいけない」との趣旨の書き込みがあった.それらの書き込みは私にはほとんど「個人に対する誹謗中傷」に類するものと思われた.残念ながら,その元記事は上記の通り削除されているようであり,ここに明示することができない (A先生による投稿・書き込みからは教えられることも多いので,極力保存するようにしていたのだが).
上記標本採集者・標本提供者は本人の許諾のもと実名表記しており,光田氏による採集者・標本提供者に対する誹謗中傷により実害が生じる可能性があった.本サイト情報の閉鎖は,それを避けるためでもあった.
何とかして光田氏によるご指摘に応える他,いくつかの修正の後,再開するつもりであったが,上記のPCクラッシュにより多くの画像データなどが消失したこと,などもあり,現在のところ再開のめどは立っていない.「米沢市のシダ植物」だけはなんとか再開したいと考えている.
なお,上記のミヤマノコギリシダ標本は光田氏からご批判をいただいた時点でシダ植物分布図用として国立科学博物館に送付済みであった.国立科学博物館の海老原淳先生にもA先生とのやりとりについて伝え,また,標本提供者からの私信内容も伝えた結果,東京都本土の分布図資料として採用していただくこととなった.